ドリーム!
俺はちょっぴり嬉しくなった。


俺を必要としてくれる人がいたんだ。

こんな落ちこぼれの俺を。



「義美このとおりだからコンビ組んでくれよ」

丸中は土下座をした。

「ちょっと丸中!困るよ」


周りの人もあぜんとしている。


そこに警備員らしき人がきて俺達は外にだされた。




「ひでぇ」
丸中はまだ泣いている。

「丸中」
「ううっ。義美ぃ」





そこまでして俺とコンビ組みたいんか。


どうしよう。


でもやってみようかな。



もう一度だけ。
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