ドリーム!
「しゃーないなぁ」
「本当っ!」
丸中の目が輝いた。

「でもさ、俺漫才できないかも…」
「やったやった!」

人の話を最後まで聞けよ。

「じゃ早く行こうぜ」
「は?どこに」
「川島興業だよ」
「ええっ」


川島興業とは芸人の事務所みたいな所だ。

芸人ならばほとんどの人が入りたがる。

だから川島興業に入るのは100人に5人ぐらいだという。



「無理だよ!川島興業なんて」
「行ってみなきゃわからねぇだろ」
「それはそうだけどさ」

「川島興業は大阪にあるし、ここからならかなり近いし」
「でも」
「早くチャリ乗って。行くぞ」
「大丈夫かぁ?」


そして俺達は全力で自転車をこいで川島興業へむかった。
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