ドリーム!
そして朝。


「おいっ起きろよ。早くしないとドンドンライブに遅れるぞ」
俺は丸中を起こした。

「ううん。あと5分だけ。いややっぱりあと10分だけ」
「ダメダメ。さっさと起きろっ」

俺は丸中の布団を引っ張った。

ズルッと丸中が布団からずり落ちた。

「痛っ!最低や」
「さぁ早く行くよ」
「そんなに急がなくったって」

と言うと丸中は着替えはじめた。




やっと起きたか。
とホッとしたのもつかのま。
時計を見るとなんと9時50分ではないか!

ドンドンライブが始まるのは11時

俺の家からドンドンライブがやる会場まで約1時間(金がないからチャリで行く)


「ヤバいぞっ」
「何が?」
「早くしないと遅刻しちゃう。会場には5分前には入ってなきゃいけないのに」
「えっマジ」
「そうゆう訳だから、早く行こうよ」
「まて」
「何でさ?」
「まだ髪の毛がセットできてない」



俺は丸中を殴りたくなった。
< 9 / 24 >

この作品をシェア

pagetop