Your loving 愛実
美香ん家は駅の近くだから
小走りで向かった。
“ピンポーン”
『入って』
「おじゃましま〜す」
ここはマンションの6階。
でかくて綺麗で女の子の部屋って感じ。
「遅くなってゴメンね。
再来週の練習試合のことで
呼ばれてたの。」
「いいよ全然。」
ってかさっきの事は言った方が
いいのかなぁ。
言った方がいいよね。
でも、何て切り出せばいいんだろぅ。
「何かあった?」
「…っえ?!」
やっぱ美香鋭いよね。
今言おっか。
「実はね…」