Your loving 愛実

美香ん家は駅の近くだから
小走りで向かった。


“ピンポーン”

『入って』

「おじゃましま〜す」



ここはマンションの6階。

でかくて綺麗で女の子の部屋って感じ。


「遅くなってゴメンね。

再来週の練習試合のことで
呼ばれてたの。」

「いいよ全然。」



ってかさっきの事は言った方が
いいのかなぁ。

言った方がいいよね。


でも、何て切り出せばいいんだろぅ。


「何かあった?」

「…っえ?!」


やっぱ美香鋭いよね。

今言おっか。



「実はね…」
< 41 / 65 >

この作品をシェア

pagetop