Your loving 愛実


「だから、ただの憧れだと
思うょ。きっと、
夏川先輩もその憧れで見られてんの気付いてくれてると思うよ。

後輩のことも結構分かってる人だから」


「そぅ…だったのかなぁ。」


今までのは恋じゃなかったんだ。


「大丈夫?愛実。心配しなくて
大丈夫だよ。

まだ告ってなかったし、ちゃんと気付けたんだから。」



そっか。

やっと気付けた気がした。
不思議とスッキリした気がした。

「そだね。ありがと美香。
相談しといてよかった」


「そりゃどーも。てか、雨が
ヤバい程に降ってきちゃってるんですけど〜。」


窓の外見たらザーザー雨が降ってた。


「こりゃ今日は中止だね」


「だね」


買いに行くの楽しみにしてた
けど、仕方ないか

また今度行こ。
< 45 / 65 >

この作品をシェア

pagetop