『ねぇ。保健室、連れて行ってよ。』Ⅱ
保健室のベッドに
ありあを座らせる。
保健の先生は
グラウンドの方に
行っているんだろう。
俺はありあの
傷の手当てをしながら
問いかけた。
「ありあ??なんで逃げたの??」
『!!』
ありあが目を見開いた。
すると顔を真っ赤にして、
『みんなの前で
"好きな人"とか、
恥ずかしすぎるから///』
って///
俺は予想外の答えに
驚いて、何も言えなかった。
よかった。嫌われたんじゃなかったんだ!!