『ねぇ。保健室、連れて行ってよ。』Ⅱ

もう俺、辛すぎる。

「分かった。」

俺はありあに背を向けて
歩き出そうとした。

『あっ!!待って千隼・・・キャッ!!』

ドサッ

俺は振り向いた。

『いったぁ。』

ありあが転んで
しまったようだ。

俺はありあに
駆け寄った。

「ありあ!?大丈夫!!
あ・・・血が出てる。」

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