新聞部部員AとBの事情。
「え!そうだったんですか?!」
「うん、そうだったんだよ。」
柚木のうろたえる声にオウム返しの用にぶっきらぼうな返事をして、タンっとエンターキーを鳴らす。
我が部の部長はそれはそれは好きなように暴れまくり、当然の事ながら強制退去をくらい、一週間謹慎処分。
よほど部長なのに呼ばれなかったのが悔しかったんだろう。(まあ、こうなることを予測できなかった顧問が悪い。)
その場にいる全員が全員、“とりあえず新聞部はナシ”と思ったに違いない。(※一人を除いて)
利郎にとってはある意味好都合だった。
新入生なんて。
これ以上面倒みきれない。