新聞部部員AとBの事情。
部下D
…… …
「わ!なにすんだチビ!!止めろ!お前らも何協力してんだよ!」
「部長すんませんっす!!でも」
「柚木が…“部長のもっと格好いい姿みたくない?”って…」
「俺、眩しく輝いてる部長もっとみたいっす!!」
「僕も…」
目の前でハサミをジャキジャキいわせているみくに、部長は完全にビビっている。
部長は懲りずに鈴木と山本に罵声を浴びせ続けるが、二人とも目をキラキラさせて椅子に部長を押さえつけている手を離そうとしない。
部長に反抗している二人を久しぶりにみた。
「大丈夫です部長!私の腕を信用してください!なんたってお兄ちゃんが床屋ですから!!」
そんなんで安心出来るか。
利郎は心の中で突っ込みを入れる。
お兄さんの腕とお前の腕は全く関係ない。