新聞部部員AとBの事情。
「……~~~っ!!しゃぁっっ!!一年坊主にそこまで言われたら行くしかないな!!」
部長はふるふる震えたかと思ったら急にガバッと立ち上がり、何かが吹っ切れたようにガハハハと笑った。
「…っ!部長っ!!」
「部長!!さすが男っす!」
「…うん。やっぱり部長は格好いい…。」
三人はなにやら感動の涙を浮かべながら、部長を尊敬の眼差しでみつめている。
淀野は端正な顔をニヤリと歪め、面白くなってきたぜと気合いを入れるように手をパンパン払った。
…まさか、あの柚木が部長を説得出来るなんて思ってなかった。
「よし!!行くぞ!」
おーっ!と三人がかけ声を上げたところで、
予想外の人物が部室にやってきた…ーー。
「た、たのもー!!」