「ねぇ。一緒に、寝てよ。」Ⅳ
ありあが俺の手を握る。
「ありあ。」
『ん??』
「どうしたの??
手、握るなんて珍しいね♪」
ありあの手に力が入る。
『いいから。もう寝なさい。』
そう言って俺の顔を
ありあが手で覆う。
一瞬 見えたありあの顔、
赤かった??
やべぇ。うつしちゃったかな??
そんなことを考えながらも
ありあが俺の頭を
撫でてくれるから、
気持ちよくて睡魔が襲う。
そして俺は眠っていた。