。+風溶。+【短編】
ふと
奴を名前で呼びたくなって名前で呼ばせてもらうことにした。
その方が距離が縮まる気がしたから。
お風呂に入りに行くと言って彼女は部屋を後にして
俺は何でもし放題な時間を手に入れた。
まず、ベッドの下を見てみる。
やっぱり男の部屋じゃないしエロ本はないか…。
次に、ベッドに寝転がってみる。
奴の香りがして嗅ぎまくってしまった。
罪悪感が生じてすぐ離れたけど。
次は何しようかな~…
ガチャ
え?
もう帰ってきたの?!
早くね?!
「ただいま」
そう言って部屋に帰ってきた彼女は、パジャマなのに色っぽくて直視できない。