。+風溶。+【短編】
次の日、彼女は部活に行くと行って朝の7時に目を覚ました。
一人でいるのもなぁ…。
暇だし。
「俺も一緒に行っていい?」
尋ねると、笑顔で彼女は振り向いてくれた。
陸上部である彼女は、走るのに邪魔だからと言って、長い髪を一本に束ねて準備を急ぐ。
「邪魔って…綺麗な髪してるんだから大切にしろよ。
つか邪魔なら切るとかあるじゃん。」
そう問い掛けると、彼女は
切るのはもったいないの!
と笑った。