王様と庶民~九条家長女のお話~
やっぱり何かあったのだろうか……
先輩は私とは生まれも育ちも正反対。
悩む事も内容が全然違うのだろう
庶民だから役にたたないかもしれない
でも庶民だから分かることもあるかもしれない
「そういえば、家庭教師はうまくいってるのか?」
「…」
先輩には笑顔でいてもらいたい…
「瞳?」
「ぅえ、は、はい?」
「何ボーッとしてんだ」
「えへ(笑)すいません」
「たく、馬鹿だな。お前は」
ほらまた
哀しそうな目
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