恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
「え?」


「まずはキスから……」


大輔はそう言うと、私の顎の下に指先をそっと当て、私は顔を上げさせられた。


そして少し傾けた大輔の整った顔が、徐々に私の顔に近付いて来た。


私は金縛りにあったように動く事が出来ず、ギュッと目と口を閉じた直後、唇に何か柔らかい物が触れた感触がした。


ほんの1秒か2秒くらいして、その柔らかい物、たぶん大輔の唇だと思うけど、が離れたので、私はゆっくりと目を開けた。


「今のが……キス?」


「一応な」


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