恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
「そうかなあ」


「そうだよ。好きとか言われた事ないし……」


私は、中2の時の事を森君に話そうと思った。

今まで誰にも言った事のない悔しい思い出を、なぜか誰かに聞いてほしいと思った。


「中2の時なんだけど、教室で大輔が3〜4人の友達に私の事を話してるのを聞いちゃったの。“あんなブスの男女なんか好きじゃない”って」


「うそ。そんな酷い事言ったの!?」


「うん……グス」


また思い出して、思わず私が涙ぐむと、森君は優しく頭を撫でてくれた。


「あいつ、最低なヤツだね? でも、ミイちゃんは可愛いんだから、そんなの忘れた方がいいよ?」


「可愛い?」


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