恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
どうせ女子達に囲まれて、デレデレ鼻の下を延ばしてるに決まってるんだから!


おっと、バカ大輔なんか気にせず、予習、予習……


私は下を向いて懸命に英和辞典と格闘していた。すると……


「おい、ミイ。シカトすんなよな」


という、機嫌の悪そうな大輔の声が、私の頭の上で聞こえた。


驚いて私が顔を上げると、声だけでなく不機嫌そうな顔をした大輔が、腕組みをして私を見下ろしていた。


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