恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
「早っ。もしかして、新記録じゃない?」


女子達の黄色い声が聞こえてから大輔がここにたどり着くまで、僅か1分前後だと思う。


今までと比べれば、驚異的な早さだ。時間を計っておけばよかったなあ……


それにしても、大輔の後ろに集まってる女子のみなさんの視線が恐い。
おそらく大輔に振り切られて、その怒りを私にぶつけてるんだと思う。


「なに、訳のわかんねえ事言ってんだよ? 話があるからちょっと来い」


大輔は私の腕を掴み、グイッと引っ張って強引に私を立たせようとした。


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