恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
「そもそも、大輔には関係ないでしょ?」


「関係ないだと? それが幼なじみに言う言葉か?」


「幼なじみにだってブライバシーぐらいはあるはずだわ」


「ない。おまえが俺に隠し事するなんて、許さない」


「意味わかんない」


私はそう言って体を屈め、大輔の腕の下をすり抜けようとしたんだけど、大輔に両手で肩を掴まれ、壁に押し付けられてしまった。


「もう、放してよ……」


「素直に白状したら放してやる」


「次の授業が始まっちゃうでしょ?」


「そんなの、構うもんか」


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