恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
「おまえ、あの“学園のプリンス”に告ったわけ?」


大輔が今までの低い声から一転して甲高い声でそう言った。


「そうよ。悪い?」


「クックックック……」


ん?


なんか、大輔からくぐもった声が聞こえて来たなと思ったら、


「ガッハッハッハ……」


と、大輔がバカ笑いを始めた。


「何がそんなに可笑しいのよ!?」


私は笑い出した大輔に猛烈に腹を立て、怒鳴って抗議をしたんだけど、


「だって、おまえ、いくらなんでもそれは無理ってもんだろ? クックック……」


そう言って大輔はなおも笑い続けた。


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