恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
「ククククク……」


大輔から“キモい”と言われた時はムカッとしたけど、西条先輩のことを大輔に話す事を考えると楽しみで、一人でに笑いが込み上げてしまう私だった。


「ミイ、それキモいよ」


「変でしょ、この子。学校から帰ってから、ずっとこうなのよ?」


大輔も母も、スプーンを持つ手を止めて私の顔を覗き込んできた。


「やだなあ、二人とも。私だって笑うことぐらいあるんだから、気にしないでご飯食べようよ?」


と、ニコッと笑って言ったら、大輔が私のオデコにペタッと手の平を当て、


「熱はないみたいだなあ」


と言って首を傾げた。


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