恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
私は大輔に負けないように、ご飯を大急ぎで食べた。
大輔って、すごく食べるの早いんだもん。下手すると、私が食べ終わらない内に帰っちゃう事すらある。
慌てて食べたので、せっかくのご飯を味わった気がしないけど、今夜は仕方ない。
「まだ帰んないでよ?」
と大輔に耳打ちして、私は食器の後片付けをした。
「大輔、ちょっと私の部屋に来て?」
「お、おお」
返事はしたものの、ノロノロと動作の遅い大輔の腕を私が引っ張っていたら、
「あら、私はのけ者?」
と母が寂しそうに言った。
「ううん、そうじゃないの。大輔に見てもらうものがあって……」
「何を見てもらうの?」
「え、あ、勉強? うん、英語が分かんなくて……、えへへ」
と、苦しい嘘をついてしまった。
時期が来たら話すからさ、ごめんなさい、お母さん。
大輔って、すごく食べるの早いんだもん。下手すると、私が食べ終わらない内に帰っちゃう事すらある。
慌てて食べたので、せっかくのご飯を味わった気がしないけど、今夜は仕方ない。
「まだ帰んないでよ?」
と大輔に耳打ちして、私は食器の後片付けをした。
「大輔、ちょっと私の部屋に来て?」
「お、おお」
返事はしたものの、ノロノロと動作の遅い大輔の腕を私が引っ張っていたら、
「あら、私はのけ者?」
と母が寂しそうに言った。
「ううん、そうじゃないの。大輔に見てもらうものがあって……」
「何を見てもらうの?」
「え、あ、勉強? うん、英語が分かんなくて……、えへへ」
と、苦しい嘘をついてしまった。
時期が来たら話すからさ、ごめんなさい、お母さん。