恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
そして私の部屋。


大輔は例によって私の椅子を後ろ向きに跨ぎ、背もたれを抱え込む格好で座り、私はベッドに腰掛けて向かい合っている。


「何を見せてくれんの?」


西条先輩の話をどう話せばよりセンセーショナルかなあ、とか考えていたら、大輔に先を越されてしまった。


「英語の勉強、っつうのは嘘なんだろ?」


「うん……」


「もしかして、またオッパイ見せてくれるとか?」


おっぱい………?

ぎゃーっ、忘れてた!


「ち、違う!」


一昨日の大失態を、私はコロッと忘れていた。

咄嗟にTシャツの上から手で胸を押さえたら……大丈夫、今日はちゃんとブラ付けてる。


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