恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
「何もたもたしてんだよ? 俺に話があるんだろ? 暑いから、早く入れよ」


「うん、じゃあ……」


考えてみたら、今更大輔と私がどうこうするわけないんだから、気にすることないや。


「おじゃましまーす」と言って私は大輔の家に上がり込んだ。


「エアコンを入れたばかりだから、あんまり涼しくないけどな」


何年かぶりに入った大輔の家の中は、なんか殺風景な感じがした。


良く言えばきちんと整頓されている、という事だと思うんだけど、生活感があまりないような気がした。


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