恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
ある日の夜。

食後にアイスクリームを食べ終えたところで、


「ミイ、ちょっと話しないか?」


と大輔が言った。


「別に、いいけど?」


何を改まって言ってるんだろう。早く話せばいいじゃない?

と思ったら、

「ミイの部屋で」

と言われた。


「私は構わないけど……」と言いながら母を見たら、


「どうぞ、どうぞ」


と母は笑って言った。


母は私と大輔を二人だけにしても、何の心配もしないんだろうか。


私は学校帰りに大輔の家に行って以来、大輔が気になって仕方ないというのに……


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