姫は今日もご機嫌ナナメ
とりあえず…遊べそうな奴、探すか。


俺は、“日浦様ー!!”って騒がれないように、校舎の影に隠れた。


探してみるけど…

女どもは、口を開けば“日浦様”。


馬鹿なんじゃねぇの。


俺、そーゆー女、大嫌い。


「あ」

1人、アホ面で歩いてくる奴がいた。


あの、キモい“日浦様”は言ってなさそうだし…あいつでいいや。


そう思った俺は、そいつの腕を引っ張り、そして…

キスをした。



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