☆moonbeam2*.+




「まじか?」


「うん」


「そっか、じゃぁ……」


「桜矢のお父様にも認めてもらえるかな?笑」


「当たり前じゃん」


「ふふっ、嬉しい」



本当に良かったよ

坂井の家に生まれてこんなに嬉しいと思ったことはない。



「親父」

桜矢が今までしゃべって居なかったお父様に呼びかけた


「うむ。
二人の交際を認めよう」



「ありがとうございます!」

その言葉でつい顔が綻ぶ


「柚歌さん」


「はい?」


私の名を呼んだ桜矢のお父様は今までの社長としての顔ではなく



「ちゃんと見ててやれたかわからない父親ですが


これからも桜矢のことをよろしくお願いします








息子を大切にしている父親の顔だった





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