☆moonbeam2*.+
気付いたら涙が出ていた私
「ち、違うの!
嬉しくて…」
「……ふっ」
はじめ慌てていた桜矢が
見守るように微笑んで私の手を片手で包んで
もう片方の手で涙をそっと拭ってくれた
その行動にも涙が出てきて
もうほんと止まらない
「私も…
ちょっと寂しそうなとか
桜矢と一緒にいれたらなとか…
いっぱい考えていて……
そんなときに桜矢が一緒に住もって言ってくれて…
言葉にも…
私の考えていたことが伝わったことにも……
凄く嬉しくて…それで…」
「うん、わかった」
なんとか涙を止めてそこまで言うと
桜矢が私の腕を引っ張って
私は桜矢の大きな胸と腕につつまれた
温かいな……
「じゃぁ、俺柚歌のマンションに住んでいい?」
「……ぅん!」