☆moonbeam2*.+
カチッ
やっとの思いでネックレスのフックをつけて離れようとした私を桜矢は引っ張って抱きしめた
「桜矢?」
少しだけ強められた桜矢の腕
「…ちょっとこのまま……」
私も桜矢の背中に腕を回して隙間をなくすようにした
暫くたって桜矢の腕の力が緩められ
それを合図に体を少し離して見つめあった
桜矢の顔が傾いて近づいてくるとそっと目を閉じて重なる時を待った
重なった唇はだんだん深くなっていく
「…ッ…ふ……ぁ……」
息が苦しくなってきて桜矢のジャケットを掴むと
それに気付いた桜矢が唇を少し離した
「ハァハァ…ンッ…ぁ…」