☆moonbeam2*.+
「ということなんだ。」
柚歌は何も話さなかった
俺が話してるときもうなずくだけだったし
最後の方は顔を下に向けたままだ
「柚歌?」
「あぁ、ごめん
ちょっと考え事してて」
「大丈夫か?」
顔色は悪くないけど…
「うん、
ねぇ、桜矢?」
「なんだ?」
柚歌の表情がやっとはっきりした
何か決意したような…
そんな表情だ
「この事は私に任せてくれないかな?」
「え?」
どういうことだ?
「たぶん何とかなると思うから
私に任せてほしい」
それは、世界の歌姫の表情であるような…
でも、もっとでかいもんを背負ってるような…
今まで見た中で一番かっこいい…たくましい柚歌だった