翔るキミ、翔んだキミ。
私に手を振りながら、アミュんは席に戻って行く。
「さて、行こっか?」
「はい☆」
それから、ゆっくり2人で図書室へ向かう。
途中で、よくわからない寒気を感じたけど…。
まぁなんとか無事に辿り着いた。
「…うわぁ~。ホコリっぽ。」
理由はよく分からないけど、この高校の図書室は利用禁止になってる。
だから此処は、普段は誰もよりつがずに、放課後男女が2人でコッソリ来たりする秘密スポット。
なんでこんな場所に…?
ガチャ
「え!?」