ありえない高校生マリッジ
ACT15*一心同体
~那岐紗side~
それから3日後・・・
渚君から、携帯にメールが入った。
『父さんが息を引き取った』と。
屋敷内も生徒会室も悲しみの色に包まれていた。
「ウチの父さん、大丈夫かな?」
白石君は自分の父親を気に掛けた。
三人の実家は東京。皆、寮住まいだった。
「去年はウチの親父で、今年は渚の父親か・・・」
「諏訪部先輩のお父さんって亡くなったんですか?」
「まあね・・・」
諏訪部先輩は語尾を濁した。
「葬儀は既に済ませてるそうだな・・・」
「はい。でも、日本でもお別れの会を予定しているそうです。渚君が言ってました」
「そっか・・・日程が決まれば、教えて欲しい。色々と準備があるから・・・」
「わかりました」
「ずっと付き添っていた薫さんも相当精神的に参っているようだ。
渚と共に支えてあげて。那岐ちゃん」
「伊集院先輩の頼みなら、私頑張ります!」
私は拳を作り、気合を見せた。
「それでこそ、那岐ちゃんだ」
渚君から、携帯にメールが入った。
『父さんが息を引き取った』と。
屋敷内も生徒会室も悲しみの色に包まれていた。
「ウチの父さん、大丈夫かな?」
白石君は自分の父親を気に掛けた。
三人の実家は東京。皆、寮住まいだった。
「去年はウチの親父で、今年は渚の父親か・・・」
「諏訪部先輩のお父さんって亡くなったんですか?」
「まあね・・・」
諏訪部先輩は語尾を濁した。
「葬儀は既に済ませてるそうだな・・・」
「はい。でも、日本でもお別れの会を予定しているそうです。渚君が言ってました」
「そっか・・・日程が決まれば、教えて欲しい。色々と準備があるから・・・」
「わかりました」
「ずっと付き添っていた薫さんも相当精神的に参っているようだ。
渚と共に支えてあげて。那岐ちゃん」
「伊集院先輩の頼みなら、私頑張ります!」
私は拳を作り、気合を見せた。
「それでこそ、那岐ちゃんだ」