ありえない高校生マリッジ
「乗り掛かった船だ。最後まで、私は付き合う」

「敦司・・・」

「渚は親友だから・・・」

「お前は俺のコトずっと親友だと言うけど・・・敦司には友達居るだろ?」

「居たら、こんな風にお前に付き合わない」

「・・・じゃ俺も今日から親友だ。敦司」

二人は嬉しそうに拳を突き合わせた。
渚君の言う通り、伊集院先輩は大勢の人に囲まれ、あたかも友人の多い人に見えるけど。
それはまやかしで、彼も渚君と同じ一人で、不器用な人。



「二人は本当にいいお友達です。
いつまでも、その仲良しが続くといいですね」

「私はそう願っている」

「じゃ俺も思ってやるか・・・」

「上から目線だな・・・渚」

「悪いか?敦司」

「別に構わないけど・・・」


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