ありえない高校生マリッジ
ACT16*突然の対面

~渚side~

副社長である母さんは具合が悪く、出社は不可能。

俺が会社に足を運び、幹部達を会議室に呼び、社長である父の死を告げた。

「社長の死は幹部一同謹んでお悔やみ申し上げます」
俺を敵対視していた篝(カガリ)常務も父の死を悔やんでくれた。

「篝常務・・・」

「亡きの社長の意思を継ぎ、我々が出来るコトは貴方を社長として認めるコトです。
氷室渚君、今日から貴方がわが社の社長です」


「えっ?」

幹部達全員が俺を社長として認め、一礼した。

今まで、俺の社長就任に反対していた常務派が父の死で、態度をコロリと変えた。

裏がありそうで怖いけど、俺は素直に受け入れた。



「ありがとうございます。俺も父の意思を継ぎ、社長として努力を致します」


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