ありえない高校生マリッジ
『スコール』の会社社長として、正式に就任した渚君。
副社長の薫様は当面、仕事復帰は難しく、彼にすべてが圧し掛かっていた。


「『ダイヤモンドホテル横浜』のディナーを中田
さんが予約したらしい・・・」

「へぇー・・・いつですか?」

「明日・・・」

「渚君は大丈夫なんですか?」

「平井さんに言って、スケジュール調整して貰う」

「智樹も連れて行けるんですか?」

「智樹は留守番。
二人で楽しもう・・・ディナーの後は・・・スイートルームにお泊りだ」

「ええ~っ!?」

「そのええ~っ!?って・・・嫌がってるの?驚いてるだけ?」

「嫌がってはいませんよ・・・とうとう…私達にもその時が来たんですね」

「その時って・・・」

「初夜ですよ…初夜」

渚君は顔を真っ赤にしてうろたえた。

「恥ずかしげもなく連呼するなよ・・・那岐」

「今から楽しみですね・・・渚君、どんな下着がいいですか?」

「俺の話訊いてないだろ?那岐」


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