ありえない高校生マリッジ
「夜景もいいけど…俺のコトも見て欲しいな・・・那岐」

渚君は夜景に夢中になっている私に嫉妬をしていた。

「うん」

私はカラダを反転させて、渚君の腕の中に寄り添い、そっと胸許に頬を寄せた。

渚君は私の頬を両手で包み込む。

そして、私の唇に優しくキスを落とした。

少しずつつ伝わる彼の温もり。
その温もりはに全身を火照らせていく。

優しく甘く深いキス。

キスの後のカラダは妙に歯がゆい感覚を齎した。

「シャワー浴びようか・・・」

「う、うん・・・」

「そう緊張するなよ・・・俺まで緊張するだろ?」


「だって・・・その・・・」

「優しくする・・・」
渚君は照れ臭そうに後ろ髪を掻きながら言った。

「渚君はその…初めてじゃ・・・」

「ない…でも、俺もそんなに経験ない・・・」

「そうなんだ・・・ちなみにあの4人の中ではだれが一番経験があるの?」


「達生だ・・・」

白石君の名前で思い出した。

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