ありえない高校生マリッジ

~渚side~

4ヵ月振りに会う敦司。

少し痩せていた。
いざ、二人になると言葉が出て来ない。

「そうだ・・・お前の叔父さんのおかげで…会社は倒産を免れた」

「大変だったな・・・渚。私は受験勉強で忙しくて…最近、鍛造叔父さんから訊いたんだ」

「そうか・・・」

「お前はこのまま、明和学園大学部経済学部に進学するそうだな」

「ああ」

「母さんもようやく・・・父さんの死から立ち直り…副社長職に復帰出来そうだ」
「それは良かったな・・・渚」

「敦司…ゴメンな・・・」

「多分、お前と過ごしたこの3年間の学園生活は忘れない・・・この先、互いに会えなくても…お前は私の親友だ」



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