ありえない高校生マリッジ
「それは分かっていますが…父上…」



さすがの渚様も当主の歳三様には敵わない様子。
肩を竦めて、うな垂れる。



「那岐紗ちゃん…ウチのアホ息子が失礼なコトをした・・・」


「え、あ…はい・・・」



「気の利かん息子だと思うが…許してやってくれ」



歳三様が渚様に代わって、私に頭を下げて来た。
当主に頭を下げられるなんて…



「私は別に全然、気にしてませんから~」



「そうか・・・じゃあ~ウチの息子と結婚してくれ!!」






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