ありえない高校生マリッジ
ACT8*パパとママはじめます

~渚side~

俺は完全にライバルである敦司に弱みを握られ、反対できず、那岐は生徒会のマスコットとなってしまった。

彼女は無邪気に喜びながら、デザートのティラミスを食べていた。

「私の分も食べるか?那岐ちゃん」

「伊集院先輩いいんですか?」

「いいよ。いいよ。甘い物はスキじゃないから・・・」

「何言ってんだ?苺のショートケーキには目がない癖に」
圭吾が敦司をからかった。

「苺のケーキはそんなに甘くない」

「ケーキが甘くないはずないぞ・・・」
俺も圭吾に便乗して、敦司に反撃した。

「那岐ちゃん、渚とはどこまでいったの?」

「えっ?どこまでとは・・・」

「例えば、キスはした?」

「敦司!!?お前・・・那岐に変な質問するなっ!!」

「キスしたし、昨日は一緒に寝ました・・・」

「那岐!!?敦司の質問に馬鹿正直に答えるな!!」

「やっぱ・・・俺たちと同じ高校生だけど・・・二人は夫婦だね・・・赤ちゃんデキたら、どうするつもりですか?氷室先輩」

「達生お前まで・・・」

「赤ちゃんは既に居ますよ。名前は智樹。生後11ヵ月です」

3人は騒然したーーー・・・


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