麻川くんより、バカでした。

「俺の初恋は小2ん時かなぁ~」
私と同じ年じゃん。
「お祭りん時にさ、迷子になってる女の子がいてさぁ~その子に木の下でわたあめ渡したような気がする!!もう一回、あの子に会いたいなぁ…」
∑(°д°川)!!

「「えっ!!」」
私とメイの声がハモった。
ん??なに??みたいな顔をする…麻川くん。

嘘でしょ…あの男の子が麻川くん?!?!??!??!!

「その女の子…私…」
「ええぇえぇぇええぇぇぇっ!!!!!!!」
口を押さえてコケる麻川くん。
「うううううううそだろ?!?!」
「嘘じゃないよ!!」
「俺らやっぱ赤い糸で結ばれてるんだぁぁっ!!付き合おっ!!なっ!!」
「それとこれは…」
断ってもニッコリ笑ってくれる。

それがすごく嬉しかった。
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