麻川くんより、バカでした。

行かなきゃ。
もっと速く。速く。
もっと、もっと。

「リンっ!!」
そこには泣いてるメイと善弥くんがいた。
ICUの部屋に入るとそこには頭に包帯がたくさん巻かれている麻川くんがいた。
「や・・・。いやだっ!!麻川くんっ!!目ぇ覚ましてよ!!ねぇっ!!」
そう言っても麻川の目は開けてくれない。
「リン・・・、」
振り向くとメイが泣き顔でこっちを見ていた。
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