麻川くんより、バカでした。

「俺、来週には退院できるかもしれんと~」
「まじで?!やったやったっ!!」
とびはねるリンちゃん。
なんて可愛い動物なんだ・・・
小動物みたい・・・
「リンちゃん・・・」
「ん?」
「ちょいこっち来て。」
「うん」
近くに来たから、俺はリンちゃんを抱きしめた。
すごく顔が赤い。
まだ立つことができないからリンちゃんのおなかあたりまでしか抱きつけない。
「な・・・なにすんのよぉ///」
「にーっ!!顔、見たいな。」
といって俺はいつものように手をプラプラさせる。
「はいはい」
あきれた顔をしつつも従ってくれるリンちゃん。
すごく優しい。
「次はなn・・・んっ!!」
俺はキスをした。
付き合っているのにキスもしないなんておかしいだろう?
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