悪魔と1ヶ月

どの面さげて




とりあえず、湿布貼っときゃいいか。

家に帰って鏡を見た私は呆けてしまった。

「な…なんじゃこりゃあ…」


たしかに視界が狭まってきたなあとは思った。
だがこれはひどい。
腫れすぎや。


…それにしても、


「あぁ、ムカつく、ムカつく」

普通女の子の顔殴るか!?
あと自分に関係ないからって、目の前で殴られてるあたしに見向きもしないってどういうことよ!?



「…痛い」


もう今日はなにもしたくないなぁ。
寝ちゃおう。


制服からラフな格好に着替えてベッドに潜る。








ピーンポーン


………ありえない。

現時刻、午前3時



非常識にも程がある。


眠りを邪魔された私は、腹がたったので、応答しなかった。



ピーンポーン



ピーンポーン



ピーンポーン




いい加減うざい


このまま応答しなかったら、ずっとインターホンを押し続けるつもりなのだろうか。

それはまずいぞ。
寝れないじゃないか。



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