秘密のMelo♪y⑤*NY編*

真裕の鋭さハンパじゃねェからな。

なにかあったとすぐに気取られるぞ。


『分かったな? 特にアッシュ。…それとメイリーとリジュとハディと……。…結局全員か』


『なにおうっ!?Σ』


あとは、親父さんに真実を確認して…それからだな、すべては。


…で、その親父さんは一体いつ現れるよ。

ったく…いざという時役に立たねェな。


『だからどんな言い草?Σ』


『言いたくもなるだろうがよ。ったく…』


『…シュン、あなた無意識なのかなんなのか知らないけど、普段から言ってるわよ』


『……』


そりゃお前…気のせいだ。

…でなきゃあれだ。シャレ?


『シャレになんねぇから言ってんだよΣ』


『うるせェな。とりあえ…』



―バッターンッ



「ききき君達!!!?」


『はいい!?』

『うおわっ!』

『ぎゃーっ! あちぃー!』

『わっ、バカ…!』


……なんだこの騒々しさ。

たった一人がやってきただけで…。


…噂のあの人が。


「君達見た!? テレビ見ちゃった!? ねえまおはっ!? 私のまおはっ!?」


< 237 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop