秘密のMelo♪y⑤*NY編*
…そう。そうだ。
なにかが…あった?
『いやあぁ――…!!』
生きてるなんて信じられないくらいの…。
『やだ!! かっくん!』
なにか……とても嫌な…。
『…っ…ま…お…』
――…なん…だっけ…?
『…ロ……マヒロ…?』
「! …え…」
『大丈夫? 顔色が…』
あ…。
リジュ…。
そう…例え何があったとしても。
生きていて…くれるなら…。
本当に、生きててくれるんだったら…!
何だってかまわない!
「眠っていなさい…大丈夫だ。もう、お前に涙など流させはしない」
父様の優しい声と手に、あたしは、あっという間に眠りに落ちた。
かっくん……早く会いたい…。