鏡の向こう
☆鏡愛☆
鏡知
「ぅふふふふ……。」
両想いになった次の日、
土曜日だから学校で会えないため、
私は伊織をカフェに呼び出し、昨日のことを報告した。
にやにやしながら笑いはじめた伊織。
『伊織……怖い。』
「よかったわねッ!!
両想い☆」
そう言って、私の背中をバシバシと叩いた。
『ぃっ………!!!!』
痛いよ!!!!!!
痛みに悶えている私をよそに、
「いぃな~♪」
と、ワントーン高い伊織の声。