紅の姫
「…姫。警察庁より依頼が」


「…ん。分かった。詳細は後で聞く」


女の話が終わると同時に


その男の気配が消え失せた


「…姫は優しすぎますぞ」


「…本当だ。もう少し厳しくしてもいいかと」


「なぁーに。そこが姫のいい所なのだ」


「…でもあの男。分かっておるのか?今、ここであっているのは"紅会"だと」


四人の男が口々に言い合う


その中にさっきの…怒鳴った男の声も入っていた










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