桃染蝶
「雑魚だなんて、アニキ

 俺達の組織は
 もう、こんなにもデカイ」

「ショウ
 
 こんなもんで、おまえは
 満足してんのか?

 今の、おまえの姿
 鏡に映して、よーく
 見てみるんだな

 八ツマ
 さっきの話だが・・・」

煌びやかな洋服に身を包み
声を荒げ、極道を気取って
みせても、所詮は格下。

格好だけは、一丁前。

そうさ・・・

どんなに足掻いてみても

兄貴

アンタには成れねえ・・・

足元にも、及ばねえ・・・
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