藤井先輩と私。
昼休み――――




授業終了のチャイムと共に、ユカは私と目を合わせると、目をちらっと左に向けて、さっとカバンを持ち教室から出て行った。


左は校舎裏のベンチがあるところ。

そこで話そうってことか。



私も教科書を机にしまい、お弁当の袋と水筒を手に持つと、ユカの待っている校舎裏へ走った。



急いで校舎裏へ来たはいいが、お弁当の中身がシャッフルされていそうで怖い。


っと、それよりユカユカ。



校舎裏を見渡すと、白いベンチに座らずに、その前で体育座りしているユカを発見した。


ちなみに、体育着の短パンはいているから、ユカのパンツは見えません。



「ユカ?」




< 141 / 361 >

この作品をシェア

pagetop