藤井先輩と私。
そんな二人の姿を見ていると、心がぐーっとあったかくなった。
お父さんとお母さんって本当にお互いがお互いを想い合っていていい夫婦だと思う。
お母さんとお父さんって、社内恋愛だったらしいけど…馴れ初めっていうの詳しくきいたことないな。
どっちがどういうふうに告白して…結婚することになったんだろう。
聞いてみたいな。
藤井先輩に想いを伝えたいって気持ちはあるけど…どんなふうに言えばいいのか分かんないし…。
よし、お父さんもいることだし、今日の晩ご飯の時に聞いてみよう。
私は部屋に戻ると、部屋着に着替えて、今日出された課題に取り組み始めた。
「ひ~よ~り~。夕飯だぞぉ~」
近所に絶対聞こえるような声で私を呼ぶお父さんの声。
恥ずかしいってば!!
私はいそいで階段を降りる。
「お父さん!」
「陽依!そんなに急いでおりてきて、そんなに俺のご飯がたべたかったか!?そうかそうか」
「お父さんが私の名前大声で呼ぶからでしょ!」
私が声を荒げて言うと、お父さんはあからさまにしょんぼりして「…ちがうのか…」とすね始めた。
お父さん一体何歳!!
「はいはい。お父さんのご飯が食べたかったから急いで来たのー」
棒読みでそう言うと、お父さんはすっかり元気になって「そうかそうか」と席についた。
お父さんとお母さんって本当にお互いがお互いを想い合っていていい夫婦だと思う。
お母さんとお父さんって、社内恋愛だったらしいけど…馴れ初めっていうの詳しくきいたことないな。
どっちがどういうふうに告白して…結婚することになったんだろう。
聞いてみたいな。
藤井先輩に想いを伝えたいって気持ちはあるけど…どんなふうに言えばいいのか分かんないし…。
よし、お父さんもいることだし、今日の晩ご飯の時に聞いてみよう。
私は部屋に戻ると、部屋着に着替えて、今日出された課題に取り組み始めた。
「ひ~よ~り~。夕飯だぞぉ~」
近所に絶対聞こえるような声で私を呼ぶお父さんの声。
恥ずかしいってば!!
私はいそいで階段を降りる。
「お父さん!」
「陽依!そんなに急いでおりてきて、そんなに俺のご飯がたべたかったか!?そうかそうか」
「お父さんが私の名前大声で呼ぶからでしょ!」
私が声を荒げて言うと、お父さんはあからさまにしょんぼりして「…ちがうのか…」とすね始めた。
お父さん一体何歳!!
「はいはい。お父さんのご飯が食べたかったから急いで来たのー」
棒読みでそう言うと、お父さんはすっかり元気になって「そうかそうか」と席についた。